ワークフロー: デスクトップアプリケーションのアンインストール

概要

大企業では、多くのアプリケーションが使用されており、特に使用されていないアプリケーションの数を把握することが容易ではありません。 多くの場合、不要なアプリケーションがユーザーデバイスにインストールされ、ライセンス数にも影響を与えることがあります。 さらに、従業員に承認を得て変更を周知するために、大規模でのアプリケーションの削除は非常に時間がかかります。

デスクトップアプリケーションのアンインストールワークフローは、特定のアプリケーションを使用していないデバイスグループ全体でトリガーでき、アンインストールを自動化します。 このワークフローは、アプリケーションをアンインストールする前にユーザーに通知し、許可を求めることで、ユーザーと最初に対話します。

ユーザーが拒否した場合、そのユーザーがアプリケーションを使用していないにもかかわらずアンインストールを拒否していることを関連チームに通知するためのITSMチケットが作成されます。

  • Nexthink Flowを使用してアプリケーションをアンインストールする完全な自動化プロセス。

  • ユーザーの許可を求めるかアプリケーションのアンインストールを強制するオプション。

  • アプリケーションを使用しないがアンインストールを望まないユーザーを見つけるためのITSMチケットの作成。

変更履歴

V1.0.0.0 - 初回リリース V1.0.1.0 - キャンペーンの更新とワークフローの論理の修正

依存関係

このワークフローを利用するために、必要なコンテンツをNexthink Infinityテナントにインストールする必要があります。

キャンペーンの参加

  • アプリケーションのアンインストール要求 - ワークフロー起動

  • アプリケーションのアンインストール - 完了

リモートアクション

  • アプリケーションをアンインストール

構成

ITSM APIコネクタの認証情報

API呼び出しを有効にするためには、コネクタ認証情報の設定が必須です。 詳細な情報はこちらのリンクからご覧ください。 各サービス/API Thinkletには、記入が必要な認証ドロップダウンフィールドがあります。 ワークフローがLibraryからインストールまたはコピーされると、このフィールドは空白になります。これは各環境のローカル設定であるため、Libraryには含まれません。

ワークフロートリガーの構成

このワークフローは、主にスケジュールされたトリガーを使用して自動的に実行されるように設計されています。 ただし、臨時で使用するために手動でトリガーすることも可能です。 以下は、Microsoft Projectがインストールされているが使用されていないデバイスを定期チェックするための自動スケジュール構成例です。

NQL:

Code
1 devices during past 30d
2 | with package.installed_packages
3 | where package.name == "Microsoft Project*"
4 | where package.name != "*MUI*"
5 | where package.publisher == "Microsoft*"
6 | where package.type == program
7 | compute device_with_project_installed = device.count()
8 | include execution.events during past 30d
9 | where binary.name in ["winproj.exe"]
10 | compute device_using_project = device.count()
11 | where device_using_project = null

グローバルパラメータ

このワークフローには3つのグローバルパラメータがあります:

  • ユーザー許可の要求 - アプリケーションの削除を依頼する初回キャンペーンを送信するかどうかを選択できます。

  • 削除されるアプリケーション - リモートアクションにパラメータとして渡されるアプリケーション名です。 これは、コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」セクションに表示されている完全なアプリケーション名である必要があります。

  • アプリケーションのサイレント削除スイッチ - デフォルトでは、MSIアプリケーションのサイレント削除のために/quietフラグがRAに渡されます。 削除されるアプリケーションがサイレント削除のために異なるスイッチを必要とする場合、ここで指定できます。

ワークフロー構造

このセクションでは、このワークフローの重要なステップについて説明します:

  • ワークフローは最初に「ユーザーの許可を求める?」のパラメータをチェックします。 「はい」に設定されている場合、キャンペーンが開始されます。 その後、キャンペーンの応答が評価されます。 許可が得られた場合、ワークフローはアプリケーションをアンインストールするリモートアクションを実行します。 しかし、許可が拒否された場合やアプリケーションがまだ必要な場合には、ITSMアプリケーションでチケットが生成されます。

  • リモートアクションの実行後、Engageキャンペーンを通じてユーザーに成功したアクションを通知します。

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