Finderでのリアルタイムおよび統合サービスデータの閲覧 (クラシック)

サービスデータの計算方法

Nexthinkは、サービスを作成した後に初めてサービスの情報を収集し始めます。そのため、作成直後のサービスは空です。 時間が経つにつれて、Nexthinkはサービスに関連するデータを収集し、結果を10分間隔で集約して保存します。 システムは、最後の6つの10分間隔に対応する最大6つの集計値を保持します。 1時間後には、6つの集計値すべてがデータで埋められます。 この時点で、システムは最も古い集計値を消去し、新しい10分間隔で再利用します。 この方法で結果を回転させることにより、システムは過去1時間のサービスの進化を一貫して10分単位で表示します。

同様に、より長い時間間隔では、システムは1時間境界を越えるたびに1時間ごとの集約結果を保存します。 各サービスごとに1日に24の時間別集約結果を保存して回転させ、サービスの動的な1日のビューを提供します。

最後に、システムは日付の境界を越えたときにサービスの日別集約結果も保存します。 各サービスには最大7日分の日次結果が保存され、1週間分のサービスデータが構築されます。ただし、これらはwebインターフェースでのみ表示され、Finderでは表示されません。

Finderでメトリクスを表示する2つの行のラベルは、上記で説明した結果の集約メカニズムに従って時間とともに変更されます。 両方の行は、過去10分というラベルから始まります。 10分が経過すると、両方のラベルは順次過去20分過去30分、などと表示され、1時間の境界を越えるまで続きます。 この時点で、短期行は引き続き10分ごとに増加し、長期行のラベルは過去1時間を表示し、その後1時間ごとに過去2時間過去3時間などと増加します。 過去24時間のすべての結果が取得されると、短期行ラベルは過去60分を表示し、長期行ラベルは過去24時間を表示します。 その後、ラベルは変更されなくなります。

数量
間隔

6結果

10分

24結果

1時間

7結果

1日

サービスごとの集約結果

サービスのリアルタイムビューと統合ビューの間の相違

サービスのリアルタイム値(Finderのサービスビューやwebインターフェースのサービスwidget)と、リアルタイムビューからドリルダウンや同等のInvestigationを行った際に得られる値の間に小さな相違が見つかることがあります。 例えば、Finderのサービスビューによれば、あるサービスと特定の時間でサービスを使用しているデバイス数が10台とされている場合に、サービスビューからドリルダウンしてデバイスの詳細リストを取得すると、リストには9台しか載っていないことがあります。 これらの相違は、Engineがサービス関連イベントを収集し組織化する二つの方法に起因します。

一方で、長期的なイベントの統合では、Engineがイベントのタイミング情報を抽出するように処理します。 イベントは従業員の情報を表すため、Collectorが従業員のデバイスでイベントを生成してから少し後にEngineに届きます。 それにもかかわらず、Engineはイベントが実際に始まった瞬間を正確に特定できます。 この値は、イベントの最終タイムスタンプです。

一方、サービスのリアルタイムビューには、Engineが即座に反応する必要があります。 したがって、EngineはCollectorから受け取るイベントがサービスの定義に一致するたびに、すぐに考慮に入れます。 Engineはこれらのイベントを10分、1時間、1日間隔で集約し、上記の説明に従って視覚化します。 サービスビューは、これらの間隔内に収集された値を表示します。

この処理の違いのため、サービス関連イベントの開始時刻とEngineによる受信時刻の間隔が10分間隔境界(Engine時間)を超える場合、リアルタイムビューと統合ビューの間に相違が生じることがあります。 実際、イベントが10分の間隔が終わる直前に発生し、Engineがその間隔が終わった後に受信する場合、Engineはイベントの実際の開始時刻に従って正しく統合しますが、その間隔が既に集約のために終了しているため、適切な10分間隔にイベントを集約することはできません。 したがって、Engineは次の10分間隔でイベントを報告しなければなりません。

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