デバイスのローカルIPアドレス (クラシック)
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伝統的に、NexthinkのEngineは、Collectorから受信したIPパケットのヘッダーから、デバイスのIPアドレス(または複数のアドレス)を読み取ります。 実際、_ソースIPアドレス_と呼ばれるフィールドは、すべてのIPパケットのヘッダーの一部です。 したがって、監視しているデバイスと同じネットワークを共有するEngineにとって、受信したIPパケットのヘッダーからデバイスのIPアドレスを読み取ることは理にかなっています。
Engineが異なるネットワークのデバイスを監視する場合、2つのネットワーク間のルーターは、転送中のIPパケットに対して_ネットワークアドレス変換(NAT)_として知られる処理を行い、各パケットの元のソースIPアドレスを宛先ネットワークのルーターのIPアドレスに実質的に変更します。 その結果、Engineは、パケットを送信したデバイスのIPアドレスとしてルーターのIPアドレスを記録します。
例えば、上の簡易図では、Engineはルーターの背後にあるすべてのデバイスのソースIPアドレスを同じものとして記録します:203.0.113.1
、つまりEngineが見るルーターのアドレスです。
この問題を軽減するために、Collectorは加えてデバイスのローカルIPアドレス、すなわち、いかなるNAT処理が行われる前にローカルネットワークから見たデバイスのIPアドレスを報告します。 例では、デバイスのローカルアドレスは192.0.2.10-12
です。
このようにして、CollectorをEngineに割り当てるルールは、説明のようにとどまる可能性のあるソースIPアドレスに基づいて、またはNATルーターによって決して変更されない新しいローカルIPアドレスに基づくことができます。
1つのデバイスに複数のネットワークアダプターがあり、それぞれにローカルネットワーク内で異なるIPアドレスが割り当てられることがあります。 例えば、ノートパソコンは有線のイーサネット接続と無線接続をローカルネットワークに同時に持っている場合があります。
この場合、CollectorはEngineと通信するために使用されるアダプターのIPアドレスをローカルIPアドレスとして報告します。